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サラリーマンのためのブランディング哲学

2024年08月30日 コラム



六中観は陽明学者の故安岡正篤氏の座右の銘/自己修養の教えとして知られています。
これは近大マグロのブランドの仕掛人がブランディングを展開していくうえで心の拠りどころとし、後に自らの経験と解釈に基づいて「サラリーマンのための六中観」としてまとめたものです。
様々な困難が蠢く現代社会を生き抜くサラリーマンのみなさんのお役に立てれば幸いです。

【サラリーマンのためのブランディング哲学/六中観】
■(楽中楽無し)苦中楽あり
~目先の楽しさや安定に満足するな~
単なる快楽や時間を費やすだけの楽しさでは価値ある充実感や本当の楽しさを得ることはできない。あえて目標を持って苦しい試練に挑み、それを乗り越えた先にこそ真の楽しさがあり、そこからまた次の充実感を求めるための連鎖が始まる。

■忙中閑あり
~忙しさを言い訳にするな~
忙しくて時間が取れないと思うときにも、少しの時間でさえ集中して没頭すれば効果の高い事ができるものである。

■死中活あり
~出向・左遷・閑職は自分を磨くチャンスだ~
左遷や降格など、人から疎んじられたり評価されなかったりしている時にこそ、自分自身の趣味や興味のあるもの、得意なもの、目標としていたことなどのスキルを伸ばし、将来に活かすチャンスとして捉えるべきである。

■壺中天あり
~壁を感じた時こそ行動せよ~
八方塞がりでどうしようもないと感じた時を壺の中に例え、そのような状態でも天空が開いているように、必ず活路があるという希望を持って行動することが重要である。

■意中人あり
~尊敬できる人、手本となる人物を心に持て~
人生の指針として「あんな人になりたい」「こんな人のようにいきたい」と思えるような友人、先輩、上司、社長などを持ち、常に手本として心の中に描いておくべきである。

■腹中書あり
~人生を謳歌し、生き抜く原点となる哲学を持て~
「自分の人生をどう生きるか」ということを哲学的にとらえ、様々な困難や苦難、難題に遭遇した時に拠り所となる原点を心の中に持っておくべきである。

注)六中観(りくちゅうかん)とは陽明学者であり、昭和史の黒幕と言われた安岡正篤氏の座右の銘として知られている。(ウィキペディアより引用)