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商品価値を高めて売上を伸ばす/ブランド戦略

2020年07月03日 コラム
みなさんは「自分自身や自社商品などのセールスポイントは・・・だ!」と明確に即答できますか。

ただ漫然と捉えているだけではなかなか相手には伝わらないし印象にも残らないでしょう。また売上アップにも思うようには反映されませんよね。だからと言って、ただやみくもに「頑張れ!」というだけではなかなか問題解決にはつながりません。

では、これらをシンプル且つシステマティックに展開し、結果に結びつけていくためにはどうすればいいのか。

販売当初、「単なる養殖マグロ」と揶揄された某大学産養殖マグロを企画立案からプロデュースし、メジャーブランド商品として認められるようにまでなった実務経験を通じて、あらゆる組織にも適用できる一般用戦略モデルを開発し、心構えや習慣、チェックポイントなどをシステマティックに展開していくオークジェイの「人材育成とブランド戦略」をご紹介いたします。

<人材育成とブランディング>
人材育成とブランディングは一見関連性が無いように思われがちですが、どちらも究極の目的は価値を高めて組織を活性化し利益向上を追求していくことであり、組織全体が一体となって取組むべき重要な課題となっています。

<ブランドとは>
そもそも、ブランドという言葉は北欧ノルウェーの放牧場で家畜に押した焼印から由来していると言われています。つまり、放牧場の家畜を識別し差別化をするために押された焼印が語源となっており、さらに現代では商標やロゴマークなどとして、信用できるもの、特別な価値を持ったものなど、目には見えない心の中の肯定的イメージそのものを意味するようになりました。

ブランディングは簡単に言うと、大勢の中に埋もれていた「ふつうの人や商品」に様々な付加価値を加えて「特別な人や商品」としてお客様に認めてもらえるよう展開する事だといえます。ブランディングを図1で示すと以下のようになり、商品やサービスだけでなく人や企業などにおいても同様に示すことができます。

<マーケティングとブランディング>
マーケティングとブランディングは、どちらも売上をアップさせるという共通の目的があり、互いによく似た戦略だといえますが、それぞれの特長を簡単に以下に示します。
  売上 = 数量 × 単価 
上記の算式から、売上をアップさせる方法として、主に販売数量を伸ばす戦略と、単価(価値)を上げる戦略があり、ブランディングは後者に重点をおいたものだといえます。
◇ マーケティング:新たな市場(マーケット)を形成したり参入したりして、まず販売数量を伸ばす事に重点において売上アップを図る
◇ ブランディング : 共感される差別化により相対的価値を高め、単価を上げたり価格競争力を強めたりする事に重点をおいて売上アップを図る

<ブランディングの時代>
近代における我が国の経済環境は、戦後間もない頃のようなモノ不足に起因する、つくれば売れる「プロダクト・アウト」の時代から、旺盛な需要を背景に情報力を駆使して市場に参入/形成していく「マーケット・イン」の時代へ、そして人口減少による経済の縮小や玉石混淆となった情報に対する信頼性の低下などにより、競合するものとの差別化を明確にして信用と価値を高める「ブランディング」が注目される時代へと変わってきているのです。

<マーケティングのフレームワーク>
マーケティングを展開していくうえではフレームワークといわれるツールが数多く紹介されています。なかでも、以下(図2)に示すような「SWOT分析」や「マーケティングの4P/4C」、見込み客を細分化し絞り込んでいく「STP」などはブランディングのツールとしても広く利用されています。

<人材育成とブランディング/オークジェイACT>
オークジェイACT(図3)とは、株式会社オークジェイソリューションズにより人材育成とブランディングのために開発された研修用教材キットで、その特長は、内容を可視化して理解するだけではなく、シンプルで実践しやすく、結果を重視したモデルとなっていることです。

当キットの内容は、大きく分けると理論や心構えを学ぶ研修サービスと、その後に続く目標達成に向けたフォローアップサービスで構成されており、あくまで結果につなげていくことを重視した内容となっています。また、本キットの特長である教示本体は以下の3つの部分から構成されています。

■お客様目線を培う6つのチェックポイント(ブランディングのスポンサー/SPNSOR)
■感性を鍛える3つの習慣/ACT
■折れない心で継続するための3つの鉄則

<まとめ>
オークジェイACTの詳細な内容はここでは省略いたしますが、重要なことは学ぶことではなく、学んだことを実践して結果につなげていくことです。

いま、日本および世界の経済は新型コロナウィルス感染症により大きな影響を受けており、研修やセミナーの方法もオンラインを活用したものなど大きく変わろうとしています。しかし、学ぶ方法は様々な形に変化しても、これらはあくまで目標を達成するための単なるツールなのです。

いつの時代でもリアルな結果を生み出すためには、それを実践しなければ決して結果にはつながりません。
Practice makes perfect.
目的という山の頂上にたどり着くためにはオンライン研修やリアル研修など様々なツールが用意されていますが、いずれもこれらのツールを使って実際に自分の脚で登らなければ目的という頂上に到達することはできません。

常に目標や目的が何なのかを念頭に置きながら学んだことを実践し結果につなげていかれることを願っております。